「良い脂質と悪い脂質」は存在しない!?栄養学から見た本当の脂質の話

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中小企業診断士×パーソナルトレーナーの中村亮太です!

「脂質は控えた方がいい」「塩分はダメ」「炭水化物もなるべく減らしましょう」――ダイエットや健康の話になると、“これは体に悪いからダメ”“あれも控えたほうがいい”といった話題、耳にしませんか?

最近は「良い脂質を選ぼう」「悪い脂質は避けよう」といったフレーズも耳にします。
でも本当に、その“良い”“悪い”はハッキリと分けられるものなのでしょうか?
そもそも私たちの体は、そんな単純なルールだけで健康が決まるのでしょうか?

今回の記事では、そんな素朴な疑問からスタートして、脂質について少し深く考えてみたいと思います。
「体に本当に必要な脂質の知識」を、一緒にアップデートしてみませんか?

目次

良い脂質・悪い脂質は本当にあるのか?

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引用:https://www.shoku-do.jp/outline/eiyouso/sisitu/

健康情報やダイエット記事で「良い脂質を積極的に」「悪い脂質は避けましょう」という表現をよく見かけますよね。でも、その「良い」「悪い」って、本当に科学的に明確な線引きがあるのでしょうか?

結論:「良い脂質」「悪い脂質」は“ほぼ存在しない”

いきなり結論です。そもそも、どんな脂質にもメリットとデメリットがあり、必要量や使い道が異なるだけ
実際は「この脂質だけが正義!」というものはありません。逆に、良いとされる脂質も摂り過ぎれば当然リスクが生じます。

一般的に“良い脂質”と呼ばれているものは「不足しやすく補うべき脂質」、
“悪い脂質”は「過剰摂取しやすい脂質」という整理に過ぎません。
(塩分だって体にとって重要なミネラルですし、炭水化物は体にとってのメインエネルギーです)

たしかに、現代の多くの人にとって過剰摂取しがちという統計データなどがある以上は、単純なメッセージでわかりやすい発信が大事な場面もあります。
ただ、健康リテラシーで1つ上のレベルにいくのであれば、“良い/悪い”という単純なラベルを外して、あくまでバランスと目的に注目するようにしましょう。

脂質の5つの正体と役割

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引用:https://www.kango-roo.com/learning/2825/

脂質とひと口に言っても、体内ではさまざまな形と役割で存在しています。主なものは次の5つです。

  1. 脂肪酸:脂質の中で最も効率の良いエネルギー源。1gで9kcalと高エネルギー。
  2. 中性脂肪:エネルギーを蓄える貯蔵庫。体脂肪としてストックされます。
  3. コレステロール:ホルモンや細胞膜の材料。テストステロンなど性ホルモン生成にも必須。
  4. リン脂質:細胞膜の主成分。体の細胞が健康に機能するために不可欠。
  5. 糖脂質:リン脂質同様、細胞膜の一部として機能。

以上の役割でわかるとおり、これらはどれも、私たちの健康や生命活動に絶対に必要なものです。
「脂質=悪」というイメージを見直すために参考にしていただければと思います。

脂肪酸の種類と特徴

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引用:https://www.sportsepa.com/about/

脂肪酸は大きく「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分かれます。
さらに不飽和脂肪酸は「一価不飽和脂肪酸(オメガ9)」と「多価不飽和脂肪酸(オメガ6・オメガ3)」に分類されます。

飽和脂肪酸

  • 肉やバター、チーズなど動物性食品に多い。
  • エネルギー源&体脂肪として蓄積しやすい。
  • 摂りすぎは生活習慣病リスクになる一方、「エネルギー貯蔵」「化学的に安定(酸化しにくい)」というメリットも。

一価不飽和脂肪酸(オメガ9)

  • オリーブオイルやアボカドなどに多い。
  • コレステロールのコントロール、動脈硬化リスクの軽減が期待。
  • 摂りすぎもアレルギーのリスクなどに注意。

多価不飽和脂肪酸(オメガ6・オメガ3)

  • サラダ油、青魚、アマニ油、エゴマ油など。
  • 必須脂肪酸=体内で作れず、食事から必ず摂取が必要。
  • オメガ3は「炎症抑制」「脳機能改善」など注目の効果。
  • オメガ6は現代人は摂り過ぎになりやすい。

ポイント

“良い脂質”とされるオメガ3も、過剰摂取は体脂肪増加の原因になります。
一方で飽和脂肪酸も「少量は必須」。大切なのは全体のバランスです。

例外:注意すべき脂質「トランス脂肪酸」

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引用:https://images.app.goo.gl/FFPPwe4hhGrNjNsh6

唯一「極力避けたい脂質」として挙げられるのがトランス脂肪酸です。

  • マーガリンやショートニングなど加工油脂に多く含まれる(某ファストフードチェーン店のフライドポテトにも非常に多く含まれる)
  • 動脈硬化やアレルギー、心疾患リスクを高める可能性が高い
  • 日本の食品事情では大量摂取のリスクは減ってきているが、加工食品の取り過ぎには注意

どれくらい・どんなバランスで摂るのが理想?

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引用:https://images.app.goo.gl/fMsfvw45M6ugRnGi6

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」より、

  • 総カロリーの20〜30%を脂質から摂取
  • 飽和脂肪酸は総カロリーの7%未満に
  • オメガ6:約11g/日(成人男性)
  • オメガ3:約2g/日(成人男性)

加えて、脂肪酸の理想的な割合は「飽和:一価不飽和:多価不飽和=3:4:3」が推奨されます。

具体例

1日1500kcalの場合:

  • 脂質(20%):約33g(300kcal)
  • 飽和脂肪酸:約10g以下
  • オメガ3:2g目安(青魚1切れ程度/日)

多価不飽和脂肪酸(特にオメガ3)は不足しやすいため、魚やアマニ油、エゴマ油などを意識的に取り入れるのがおすすめです。

まとめ:脂質はバランスとパーソナライズが大事

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  • 脂質は身体活動・健康維持に欠かせない
  • 「良い脂質」「悪い脂質」というラベルはシンプルすぎる
  • 各脂質の特徴と役割を理解し、バランスを意識して摂取することが最重要
  • トランス脂肪酸だけは極力避ける
  • 生活環境・遺伝・体質によって最適なバランスは異なるため、自分に合った脂質バランスを探ることも大切

筋肉は裏切らない。あなたの努力も裏切らない!
読んでいただきありがとうございました!また読みに来てください!

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