トレーニングもビジネスも全力伴走!
中小企業診断士×パーソナルトレーナーの中村亮太です!
ボディメイクやダイエットの相談で、毎回と言っていいほど質問があるのが「脂質の摂り方」。
ネットや本の情報もバラバラで、何が正しいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
今回は、脂質についてよくある誤解や、知らないと遠回りしてしまう「落とし穴」を徹底解説します!
落とし穴その1:脂質のエネルギーと体脂肪のエネルギーは違う!

「油は太る」「1g=9kcalだから体脂肪も同じ」と思っていませんか?
脂質は1gあたり9kcal。これは学校の家庭科でも習うことで一般的にも知られていますが、実際に私たちの身体に蓄積されている体脂肪は、純粋な脂だけでできているわけではありません。
- 体脂肪の約8割は脂質、残り2割は水分や細胞成分
- つまり、体脂肪1gあたりのエネルギーは「約7.2kcal」
- 体脂肪1kg(=1000g)を減らすためには、「約7200kcal」の赤字(アンダーカロリー)が必要
この知識があると、「1ヶ月で何kg減らすには、1日あたりどれだけカロリーを抑えればいいのか?」という目安が立てやすくなります。
具体例
例:毎日250kcalの赤字を1ヶ月続ければ…
250kcal × 30日 ≒ 7500kcal → 約1kgの体脂肪が減る計算です。
落とし穴その2:脂質をカットしすぎると健康を損なう!?

「脂=体脂肪になるから減らそう!」→実は危険な思い込み
脂質は単なる“太る原因”ではなく、身体にとって超重要な構成成分です。
- 細胞膜の主成分になる(全細胞に必要)
- コレステロールは脂質から合成され、ホルモンの材料になる
- 男性ホルモン(テストステロン)、女性ホルモン(エストロゲン)など
- 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収にも脂質が必要
- 皮膚や髪の健康、免疫維持にも関与
極端に脂質を減らしすぎると…
- ホルモンバランスが崩れる(生理不順・性欲減退・やる気が出ない等)
- 筋肉が付きにくくなる、減量停滞しやすくなる
- 肌荒れや髪のパサつき、冷え、体調不良など多岐に影響
どれくらい摂るべき?
- 1日の摂取カロリーの20%は脂質から(減量中でも!)
- 例:2000kcalなら脂質400kcal(約44g)
- ※「g」ではなく「kcal割合」で考えましょう
落とし穴その3:ケトジェニックダイエットで脂質を避けてない?

「ケトでも油は怖い?」→実は“積極的に摂る”のが成功のカギ
ケトジェニックダイエット(いわゆる「糖質オフ・高脂質食」)は、脂質こそ主役。
「油は悪」という従来のダイエット概念と真逆で、脂質が足りないと“ケトーシス”状態になれません。
- 1日の60~70%を脂質で摂るのが目安
- タンパク質は25~30%、糖質は5%未満
- 脂質不足→エネルギー不足、ケトン体が作れない
「ケトをやってるけど全然体調が良くならない・体重も落ちない」という人は、
「まだ脂質量が足りていない」ことが意外と多いです。
脂質の選び方
- 良質なオリーブオイル、アボカド、ナッツ、MCTオイル等をうまく使うのがポイント!
落とし穴その4:脂肪燃焼に「運動強度」は関係ない?

「歩けば脂肪が燃える」→実は“強度”の調整がカギ!
確かに、安静時や軽い運動(ウォーキングなど)では、体のエネルギーの大半を脂質が担っています。
ところが、減量終盤や体脂肪率が低い時、または加齢で代謝が落ちた時には、以下の理由から、「ただ歩くだけ」ではなかなか脂肪が落ちにくい壁にぶつかることも。
- ホルモン感受性リパーゼ(HSL)
- 脂肪分解のカギになる酵素。年齢やダイエットの進み具合で活性が低下しやすい
- グルカゴン
- 血糖値が下がると分泌され、HSLを活性化=脂肪を分解しやすくする
じゃあどうするか?
- 少し息が上がるレベル(時速7〜10kmの速歩き〜軽いジョグ)を取り入れると、脂肪燃焼のスイッチが入りやすい
- 自分の体調に合わせて「少しだけ強度を上げる」ことがポイントです。
落とし穴その5:「良い脂質」「悪い脂質」に振り回されていない?

「オメガ3だけが正義?」→脂質は“種類とバランス”が最重要
「飽和脂肪酸=悪」「オメガ3=善」という単純な分け方だけでは不十分です。
実際にはどの脂肪酸も役割があり、「摂り過ぎ」「偏り」が問題です。
▼脂質の主な種類と特徴
- 飽和脂肪酸:バター、ラード、肉類など(7%未満が目安/中鎖脂肪酸は例外的にOK)
- オメガ6系不飽和脂肪酸:サラダ油、ドレッシング等に多い(摂り過ぎ注意)
- オメガ3系不飽和脂肪酸:魚、亜麻仁油、えごま油(不足しがちなので意識的に摂取を)
▼バランスの重要性
- オメガ6:オメガ3を「4:1」程度のバランスにすることが理想(現代人はオメガ6過多のため、注意)
▼見落としやすいポイント
- ドレッシングや加工食品でオメガ6過剰になりやすい
- 中鎖脂肪酸(MCTオイルなど)はエネルギーになりやすく、体脂肪に蓄積しにくい特徴あり
見落としがちな重要ポイント:酸化した脂質のリスク

「古い油・揚げ物」に要注意!
- リノール酸などオメガ6は特に酸化しやすい
- 酸化した油(過酸化脂質)は血管・細胞へのダメージ、動脈硬化リスクを高める
- 揚げ物、炒め物、長く空気に触れた油には要注意
▼対策
- 油は開封後早めに使い切る/高温・直射日光を避ける/揚げ油は繰り返し使わない
まとめ
脂質は敵でも味方でもなく「正しい使い方次第」。
その役割・性質をしっかり知って、
「量・種類・バランス・質」にこだわれば、ダイエットも筋トレもきっと上手くいきます!
- 体脂肪1kg=約7,200kcal。計画的にカロリーをコントロール!
- 極端な脂質制限はNG。最低20%は脂質から摂取。
- ケトジェニックは「脂質こそ主役」。しっかり食べてエネルギーに!
- 脂肪燃焼には運動強度も意識して。
- 「良い脂質・悪い脂質」にとらわれず、種類とバランスを大切に。
- 酸化した脂質(古い油・揚げ物)は極力避ける!
筋肉は裏切らない。あなたの努力も裏切らない!
読んでいただきありがとうございました!また読みに来てください!

